女性ヒーロー、いいですよね。
主人公の彼女は素直で、少々やんちゃで、将来的には騎士になれること間違いなし!とされている見習いです。
ゲーム開始時に、ついに認定試験をうけますが……
そんな彼女が仲間と共に奮闘する物語、少し見てみたくありませんか?
今回はEternal Radianceについて8つの観点からレビューいたします。
「このゲームっておもしろいの?」「これだけは知っておけって予備知識はある?」といった未プレイの方から、「他の人は遊んでみてどう感じたんだろう?」という既プレイの方まで、楽しく読むことが出来たらと思います。
それでは張り切っていきましょう!
パラメータ
Eternal Radianceの情報は以下の通りです。
発売年:2020年
ジャンル:RPG(アクション)
プラットフォーム:Steam
メーカー:Visualnoveler
Ver1.0 R3でプレイ。
執筆時点で何度かバージョンアップされました。
そのため、ここで挙げている点が解消されているかもしれません。
kickstarterを用いて開発したようですね。
2020年12月15日にVer1.0&日本語版実装と出来立てほやほやでした。
![](https://investandgameblog.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8c851401695265cb903dfd7b61d47ca6.jpg)
将来的にコンシューマー機でも販売を予定しているようですね。
やり込み具合
◆難易度:ふつう
敢えて1週目から難しいを選ぶ理由もなく。
本ゲームの魅力であるストーリーやイラストをより早く味わいたいなら、簡単を選ぶのもよいかと思います。
◆プレイ時間:14時間
ほぼすべてのサブクエストクリア。
1個だけ達成できないままクリアしちゃったなぁ。
一部CG回収できていなかったけど、選択肢分岐だろうなぁと思っています。
ストーリー
正確なあらすじは公式サイトやWikiに任せるとして……私がネタバレせずに紹介するなら?という文章です。
・主人公のセレステは見習い騎士だよ!
・認定試験の一環で、依頼を受けに出てきたよ!
・いろいろな人と話して世界観を知ろう!
見習い騎士の任務から世界を揺るがす大事件にまで発展する道筋は、違和感なく楽しめました。
そんな重要任務をいきなり新人に任せていいの?というメタ的ツッコミは、他のゲームでも感じることがあるので、本ゲームではそこに対して何らかの回答をしているのは個人的に好印象でした。
ただ、会話シーンでは時々誰が喋っているのか瞬時に判断できない時がありましたね……
面倒ですが、喋っている人以外をグレー透過するとか、立ち絵も無い村人の場合は顔ウィンドウを消すとか、もう一工夫があると非常に助かります。
キャラクター
セレステが魅力的です。
ストーリーの項目にも関わるのですが、彼女の心情を丁寧に表現していたのが印象に残りました。
直面した壁、思いもよらなかった現実、対人関係の変化、一時の挫折。
これまで順調だった彼女の道のりはゲーム開始から乱れ、物理的・心理的に多くの葛藤(対立)を抱えることになります。
それに対して時に説得し、時に実力行使に出ますがそこに不快感はありませんでした。
理由は、先程も述べましたが、その都度彼女の内面を描写してくれたからでしょう。
ギミック
戦闘について
敵は数体固まってポップします。
なので何も考えずに突っ込むと、袋叩きにあいアッサリやられます。
定石に沿って、狩れる奴から狩って敵の頭数を減らしましょう。
また、本ゲームは3人揃ってからが本番ですが、味方の体力マナ管理がキツいかもしれないですね。
主人公と同様に簡単に落ちやすく、気づいたら戦闘不能になってます。
復活アイテムをケチるなら逃げて戦闘状態を解除すれば瀕死で復活するので、序盤は活用しましょう。
こう書くと難しいんじゃないか?と思うかもしれませんが、なんだかんだ言ってクリアできます。
道中の雑魚は無視すればいいですし、連戦が突破できないなら装備を整え、強化し、スキルツリーを見直してレベルを上げればクリアできます。
セレステが囮になって他2人に削ってもらう戦法もアリですね!
気になった点
敵配置
戦闘ついでに気に立った点を挙げるとしたら、敵の立ち位置でしょうか。
全体的に見晴らしがよいステージが多いですが、敵を発見すると大体が「ぼっ立ち」(なにもせずただ立っている)です。
これが宝箱を守るゴーレムや警戒中の兵士ならそれでよいですが、ゴブリンやトロールはそこで生活していて、生きているわけですよね。
ゲーム内部処理については詳しくないのでこれ以上は言えませんが、ただの的ではなく生き物のように動き回っていたらより自然だったかなと思いました。
クエストクリア後
サブクエストをクリアした時に、何を手に入れたのかが表示されると尚よかったかなぁ。
たまたまインベントリを開いて「いつ拾ったんだこのアイテム?」となったので……
グラフィック
イラストが良いですね。私もこれに惹かれて購入しました。
ルビーの自慢げな顔はいつまでも見ておきたいですし、ヴァナラの皮肉った顔には苦笑しました。
セレステはあわあわした表情すら可愛いですね。
欲を言えば、朗読会のサブクエストにはCGが欲しかったなぁ。
3人とも特徴的で誰が欠けても面白くない、そんなお似合いのパーティーでした。
音楽
ヴェリタスのBGMを気に入りました。
田舎っぽくないけど大都会でもない、煌びやかな音でもないけど寂しさは感じない。
この街にぴったりな曲だったため、心地よく聴くことができました。
まとめ
最後に良かった点と悪かった点、こんな人におススメを紹介します。
・共感しやすい主人公の心理状況
・主人公の成長を見届ける王道モノ
・見た目を引く可愛いイラスト
・ゲーム部分はまだ作り込める余地があると思う
・日本語ボイスが無くてもOKな人
・いい意味で細かいところを気にしない人
確かにプレイしていて「あれっ?」と思う箇所もありましたが、キャラクターとストーリーの魅力によって無理なく最後までプレイできました。
また、3Dモデリングのブラッシュアップや日本語ボイスなどなど、欲しいものを言えばきりがありませんが、逆に言えばそれだけ欲しくなるような作品ということです。
マニアのように骨の髄までしゃぶるようなゲームではないので、サクッと爽やかに見習い騎士の冒険を体験してみるといいでしょうね。
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