しばらく前に日本一とファルコムがsteamセールをしてましたが、その時から本ゲームはプレイ候補に入っていました。
そしてセール期間が過ぎ、次に遊ぶゲームを吟味していましたが……どうしても気になりました。
定価に戻っていようが関係ない!遊びたいと思った時には、既に決済を済ませているんだッッッ!!
久々に原田たけひとさんの絵柄で遊べるのでワクワクしつつ、プレイしました。
が、しかし……
こんにちは、管理人のわたゲです。
今回はルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団について、8つの観点からレビューいたします。
「このゲームっておもしろいの?」「これだけは知っておけって予備知識はある?」といった未プレイの方から、「他の人は遊んでみてどう感じたんだろう?」という既プレイの方まで、楽しく読むことが出来たらと思います。
それでは張り切っていきましょう!
パラメータ
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団の情報は以下の通りです。
発売年:2016年
ジャンル:RPG
プラットフォーム:Vita、PS4、Switch、PC(Steam)
メーカー:日本一ソフトウェア
やり込み具合
難易度 普通→途中から優しいに変更
プレイ時間 35時間
ラスボス直前から難易度を変えましたが、やってよかったと思っています。
優しいにもかかわらずラスボスがやたら強かったです。
平均90レベル近くまで育て、ラスボス弱体化専用カヴン(パーティみたいなもの)を用意し、運良く部位破壊による大ダメージを与えることで、やっと勝てました。
まぁ……ヌルゲーではなかったです。
ストーリー
正確なあらすじは公式サイトやWikiに任せるとして……私がネタバレせずに紹介するなら?という文章です。
・異世界につながる井戸を探索するよ!
・5~15人の戦闘パーティを組めるよ!サポートも含めると、45人まで戦闘に影響を与えるようになるよ!
・【注意】色々ドギツイ表現があるよ!
日本一ソフトウェアはディスガイアが有名ですが……そういえば「流行り神」や「夜廻り」といったガチ目ホラータイトルを輩出してましたね。
本ゲームはディスガイア的な明るい要素は少なく、陰鬱な表現や出来事が多かったので、イマイチ盛り上がりに欠けた印象です。
決してホラーではないですが、描写やストーリー展開など人によっては嫌悪感を抱くかも。
キャラクター
やはり取り上げるべきは、ドロニアとルカですね。
ドロニアですが、最初は大胆不敵・かつ狡猾なイメージでした。パッケージがそういう表情ですしね!ですがストーリーを進めるほどに印象が変化します。
まぁー、ひどい目に遭う(遭った)ことになります。最初は痛快に困難を片付けていくのかと思っていたので、少々面食らいました。
ですが、困難に阻まれ、失敗し、それでも足掻き続ける姿は特筆に値しますね。
そしてルカの印象ですが、最初は優秀なドロニアに付く弟子という名の雑用係かと思ってました。
しかし、この印象もストーリーを進めるごとに変化します。
彼女(そう、女の子です)は本ゲームにおける貴重な明るい成分です。それだけにプレイヤーは彼女を擁護し、守りたくなります。
ギミック
経験値のキャリーオーバー◎
個人的に最も評価したい部分。これだけは良かった。
読んで字の如くですが、その戦闘で獲得する経験値を最大3倍まで増やすことができます。
これにより経験値を荒稼ぎしやすく、レベル上げにかかる時間はまだマシな部類でした。
意図的に連続戦闘を発生させると、別枠で獲得経験値に補正がかかるため、システムを知っている程快適にゲームを進められます。
部位破壊(敵味方含む)
戦闘中に、まれに部位破壊が発生します。ゴア(猟奇的表現)ですね。
キャラクターごとに「部位」が存在し、部位によってはそこを破壊されると即死します。
このシステムがまぁ厄介で……味方も頭を破壊されると即死(しかもそのダンジョン中は復活不可能)です。
言い忘れてましたが、本ゲームの戦闘部隊は人形です。
人形だからどうなっても構わんだろうという意思の表れですねこれは。
実際、手や足、胴体が吹き飛ぶのは許容できますが、頭だけはアカン。一気に予定が崩れます。
もし破壊されたらさっさと帰還して修理してあげましょうね。
このリスクがダンジョン探索中の雑魚戦1つ1つに潜んでいるので気疲れしました。
リスクとか言ってるけど部位破壊なんてそうそう起きないんじゃないの?
それが起きるんですよね……
私の場合、経験値100万までキャリーオーバーしていた時に頭を破壊され、その人形だけ大きくレベルが離された経験があります。
ファセットの数×
ファセットとは職業のことです。
数が少なすぎです……
初期から6個ありますが、クリアまでに2個しか解放されず、計8個となります。
この少なさを見た目・成長タイプ・所持スキル・性別・スタンスの組み合わせで差別化を図ろうとしたのでしょうが、私が一番最初に感じた「え、これだけ?」という気持ちを最後まで覆せなかったです。
職業ごとに絵が8種類(男4女4。性別なしや女性のみなら4種類のみ)しかないのも残念。
細かい点にフラストレーションがたまる
以下ざざざっと列挙します。
なーんか細かいところが作りが甘い印象でした。
また、最後の「爽快感が得られない」というのがすべてを物語ってますね。
個々のアイデアは良いのに、お互いの特徴がお互いのメリットを潰しあっているような、そんな印象を受けました。
細かいところで躓き、疲れましたね。
グラフィック
原田たけひと氏のキャラクターは特徴的ですよね。
Cute、Cool、そしてEros。すべてを混ぜた不思議な魅力があります。大好きです。
さてさて今回のユニークキャラと汎用キャラのイラストは……
うーんやっぱりかわいい!!
ゴシックコッペリアがお気に入りです。ケモ耳ボクっ娘ハンマー使いと属性が盛盛です。
ディスガイアと違い戦闘は汎用キャラのみですが、愛着を持って育てることができます。
音楽
悪くは無いはずですが……記憶に残らなかったのでこのくらいにしましょう。
この曲に激烈に惹かれた、というのは無かったです。
強いて言えば、「三領主の塔ウンブラ」のフィールド曲でしょうか。ループ時の入り方が、先程までの多彩な音から一転して静かに入るので対象的に感じました。
まとめ
最後に良かった点と悪かった点、こんな人におススメを紹介します。
・経験値のキャリーオーバーシステム
・安定の原田たけひと氏イラスト
・キッツい表現
・ラスボスの難易度
・雑魚戦の戦闘リスク
・ファセットの少なさ
・ハック&スラッシュに慣れている人
・キャラが可愛ければすべてを乗り切れる人
うーん、クリア後の印象はあまり気持ちよくなかったなぁ……次回作が11月に発売されるらしいですが、私は様子見しましょうかね。
次回作は不満点が解消されていればいいですが……
エンディング分岐があるらしいので、気持ちに一区切りついたらそっちを攻略します。Trueエンドかもしれないので!
おまけ
いくつかあるダンジョンのうち、「アストルム」という王国があります。
そこには魔女「ペコリーノ」がいるようで……
似た単語(というかアストルムはそのまんま)が出るソシャゲがあったような(笑)
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