知人と電話しながらSteamを漁っていた時に目に付きました。
イラストがかわいく、評判がよく、そして安い。
結果としては”買い”でしたね。
こんにちは、管理人のわたゲです。
今回はLittle Witch Nobeta(リトルウィッチノベタ)について、8つの観点からレビューいたします。
「このゲームっておもしろいの?」「これだけは知っておけって予備知識はある?」といった未プレイの方から、「他の人は遊んでみてどう感じたんだろう?」という既プレイの方まで、楽しく読むことが出来たらと思います。
それでは張り切っていきましょう!
パラメータ
リトルウィッチノベタの情報は以下の通りです。
発売年:(アーリーアクセス版)2020年
ジャンル:アクションゲーム
プラットフォーム:PC(Steam)
メーカー:個人(PUPUYA GAMESとSimon Creativeの共同)
やり込み具合
総プレイ時間:20時間程度
ADVANCEDで最終戦まで行きましたが、どうしてもクリアできずSTANDARDにしました。
最終戦は第二形態が存在し、ADVANCEでは連続戦闘なんですよね……STANDARDでは死んでも第二形態から始められます。
第二形態を倒すための経験値稼ぎで大分時間とられました。
いくら難しいゲームとはいえ、人によっては評価が分かれると思います。
ストーリー
正確なあらすじは公式サイト(Steamサイトはこっち)やWikiに任せるとして……私がネタバレせずに紹介するなら?という文章です。
・少女ノベタが古城に一人立ち向かうよ!
・彼女は自分自身のことについて知りたくて、一人中に入るよ!
・途中で会った黒猫ちゃんと一緒に、玉座を目指すよ!
城探索を進めるうち、徐々に世界観が分かる流れです。
まだ未完成なので、掘り下げが甘いです。
キャラクター
何も知らない少女、ノベタ。そして黒猫との関係性。
最初プレイヤーは置いてきぼりですが、少しづつ判明していきます。
まっすぐ玉座を目指すのかと思いきや寄り道してしまったり、ノベタの自発的行動にも要注目ですね。
そしてノベタの前に立ちふさがるキャラクターも、彼女と何か関係があるような、ないような……ここら辺はパズルのピースが足りない感じがしました。
ギミック
ソウルライクとほんの少しACの香り
本作は、巷ではソウルライクなゲームと言われます。
ダークソウルやデモンズソウルをやり込んではいないので、詳しくは言えませんが……ソウルライクの定義は曖昧ですね。以下の要素を含めばそう言われる可能性が高いです。
ピンと来ない方は、「死んで覚えるゲーム」といえばなんとなく分かるかもしれませんね。
- 探索要素あり
- 殺意の高い敵配置
- ボスの一撃が重い(場合によっては即死)
- リスポーンして何度でも蘇ることが前提
はい、見事に全部当てはまりますね。
では、ソウルシリーズがクリアできない人は遊ばないほうがいいのか?といいますと、これは全然違います。
何を隠そう、ソウルシリーズが苦手な私でもクリアできました。
世間では可愛い見た目をしながらも、がっつりソウルライクなゲームとして認知されていますが、私はアーマードコア(以降ACと略。特に4系)の側面もほんの少しある……かな?どうかな?と感じました。
魔法がマシンガンやショットガン、グレネードランチャーをモチーフにしてるようなんですよね。
また、後述する回避がヤミツキになる点もAC4系を想起させたのかな、と感じます。
豊富な魔力回復手段
回避で魔力回復
本作は回避が楽しいゲームです。
なんと、攻撃の直前に回避をすることで魔力を得ることが出来ます。
本作の魔力とは、RPG的にはMPと同義で、魔法を打つのに消費します。
だから魔力回収がものをいいますね。RPGでMP自動回復がやたら強いのと同じです。
また、魔力回収にはもう二つ方法があります。
それが杖で殴ることと魔力吸収陣です。
杖で殴打と魔力吸収陣
まず杖で殴るですが、これがなかなか馬鹿にならず、接近戦を強いられる場面ではダメージソース&魔力回収が可能となります。
また、魔力吸収陣ですが、所謂パリィなのでリスクがあります。
私は最後まで使いませんでしたね。回避で大体事足りました。
この3通りの回収手段で常に魔力を枯渇せずに詠唱し続けることが、ボス撃破に繋がるといえるでしょう。
グラフィック
ノベタの表情が豊かですね。アニメチックでも違和感がない。
上に載せた動画にあるように、ノベタが目覚めたときに辺りをキョロキョロするシーンからでも、モーションにも力を入れていることが窺えます。
FF7RやDetroit: Become Human(デトロイトビカムヒューマン)といったリアル調の3Dモデリングはともかく、アトリエやペルソナ5などのアニメイラストの3Dモデリングって、イラストとのギャップを感じるんですよね。
本作ではそれをあまり感じませんでした。
音楽
音関係ということで、SEや環境音について述べますが、違和感なく調和しています。
敵のマシンガンのような魔法弾のSEも、あーこんな音してそうだなと感じましたし、熔岩のステージでは熱気を孕んだ音がそこら中から聞こえてました。
また、中ボス戦もありますが、道のりの途中でBGMが消えるんですよね。
曲がり角で急に消えるBGM。
暖かな日差しにいた小鳥たちの歌声も、もう聴こえなくなった。
かといって無音ではなく、奥から古臭い空気が流れる音を感じる。
コツコツコツと階段を下りるノベタの足音がやけに響いた。
そして冷たく停滞した空間の中で、少女は『ヤツ』と対面する------
文章で書くとクサイですが、こういったことが当たり前のように出来ているんですよね。
まとめ
最後に良かった点と悪かった点、こんな人におススメを紹介します。
・魅力的なキャラクター
・高品質なSE
・難易度が高く、人によっては最低難易度でもクリアできない可能性あり
・まだ未完成(期待の裏返しともなるが)
・ソウルライクなゲームをしたい
・可愛いキャラクターを動かしたい
・インディーズ特有の「掘り出し物」を遊びたい
グラフィック、BGM、ストーリー、キャラクター、そしてゲームデザイン。
すでに高いレベルで纏まっています。更新が待ち遠しいですね。これが1000円ですか。
最後にクリア時のステータスをお見せして終わります。
- 生命力 :Lv28
- 魔力 :Lv25
- スタミナ:Lv19
- 筋力 :Lv17
- 精神 :Lv29
- 器用 :Lv13
炎魔法のチャージショットが、最終戦では1000ダメージ超えてました(笑)。