ポートフォリオを決める(米国ETF編)

投資
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前回、アセットアロケーションを決めました。

今回は、私のアセットアロケーションの約6割を占める米国ETFについて決めていきます。

米国ETFで高配当といえば様々なものが挙げられますが、私が選んだのはSPYDHDVです。

その前に……2020年11月3日に大統領選挙があります

株価が乱高下すると思われますので、様子見をしつつ少額投資するようにしましょう

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SPYD

SPYDとは、S&P500に連動するETFです。

S&P500とは、米国を代表する500企業の株価に連動する指標と思っていただければ。
指標が上昇→米国全体が上昇トレンド
指標が下落→米国全体が下落トレンド
この程度の感覚で良いと思います。

さて、このSPYDですが以下の特色があります。

  1. S&P500のうち、高配当な銘柄をピックアップして構成銘柄に組み込む
  2. 構成銘柄に対して均等に投資
  3. 他のETFと比較してまだまだ若い

1.S&P500のうち、高配当な銘柄をピックアップして構成銘柄に組み込む

先ほども言いましたように、S&P500には500もの企業が存在します。

当然、そこには様々な業種、業績の企業があります。

SPYDはこの中で高配当な銘柄を選択しています。

2.構成銘柄に対して均等に投資

構成銘柄のうち、投資割合を変えるのは普通のことです。

A社B社C社で構成銘柄の4割を占める、ということはよくあります。

一方、SPYDはそうではなく、均等に投資します。

80銘柄で構成したのなら、一律全体の1.25%になる様に投資をする、ということですね。

3.他のETFと比較してまだまだ若い

若いということは、運用実績が信頼に足りない、ということです。

SPYDは2015年に登場しました。

つまり、まだ実績が4~5年しかないです。リーマンショック時の暴落を経験していません。

2020年3月のコロナショックが初、ということですね。


9月の配当で減配が発表されました。前年同月比-41%
なかなかインパクトある数字です。
投資系YouTuberやブログでは皆この件について意見を述べてましたね。夏の怪談も真っ青な怖さです。
これ一本に投資していた人は、大きな含み損を抱えているのではないでしょうか。
次に上げるHDVなど、分散投資を忘れずにしましょう。

この事実を知ってなお、SPYDに投資し続けるかは自分次第です。

ここが底で数年後には大幅な上昇か?
今こそ金の生る木が目の前に落ちているのではないのか?
このままオワコンETFになるのか?
いつまでも投資金額を回収できずに足を引っ張るだけの存在ではないのか?

将来はだれも分からないです。

だからこそ、投資は自己責任というのです。

HDV

HDVもS&P500に連動するETFです。

高配当であることも同じ。

じゃあ何が違うの?ということですが、以下が異なります。

  1. 財務の健全性も見ている
  2. 構成銘柄の核となる業種(コアセクター)が違う

1.財務の健全性も見ている

HDVはただ高配当銘柄をピックアップしているのではなく、財務の健全性も見たうえで組み込んでいます。

これにより、安定・継続的に配当が貰えることを目指しているわけですね。

2.構成銘柄の核となる業種(コアセクター)が違う

HDVのコアセクターは主に、消費財、生活必需品、エネルギー、石油・ガス、電気通信業です。

石油は違いますが、他の4つに関しては景気に左右されません。つまり、業績への影響を受けづらいのです。

ちなみに、SPYDのコアセクターは不動産や金融です。 

HDVとSPYDの組み合わせ

SPYDとHDVを紹介しましたが、どうでしょうか。

どちらも高配当を目指していますが、全然違いますよね。

特にコアセクターが違うということは、そのまま投資先の企業が違うことになります。

投資で重要なのは分散投資です。

企業が違うといっても同じ分野に投資していたら全滅の危険性があります。それこそコロナショック後の航空業は悲惨な売り上げです。

必ず異なる業種に投資をし、リスクを軽減しましょう。

最後に

SPYDがまるで論外という風潮もにわかに出てきましたね。
大多数の人は様子見でしょうか。冒頭に述べた大統領選挙も控えてますからね。

今後は「○○とHDVの組み合わせがおススメ!」という記事も出てくるのかもしれません。

しかし、重ねて言いますが投資は自己責任です。納得したうえで行動しましょう。

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